2007年09月16日



兵庫県多可町加美区市原

行先はどこでもよかった
早朝の大雨から天気になりどこかの山に登ろうかと考えるが登りたい山が無い。ふと思ったのが市原峠からの千ヶ峰が更に林道が延びて更に楽になっている様なので行ってみることにした。自宅近辺は晴天であったが北に走るに従い、雲が多くなり、笠形山、千ヶ峰の山頂はガスに覆われていた。中町妙見山の山頂は顔を出していたが、予定通りに千ヶ峰に登ることにした。

雑感
市原峠の標高は770mあり、ここからの千ヶ峰への登りは山登りと言うより高原散策の気分で楽に歩ける。
尾根の両側の展望が開ければもっと気分は良くなるのであるが、この辺りの尾根としては一番展望が開けている道だと思う。縦走路はほとんど最悪の展望。
標高差:235m
〔047〕千ヶ峰 (1,005m)
   またに山(928m)
標高差:158m
Road Map :国道427号線を北上し加美町丹治から林道に入り、市原峠まで登り詰める。
Route Map:千ヶ峰で一番楽チンな市原峠から展望の良い尾根道を往復する。おまけでまたに山も往復する。
千ヶ峰:登り40分、下り50分 (下りはじっちゃんとゆっくり下った。)
またに山:登り30分、下り30分
林道の工事は終り市原峠まで舗装路が伸びていた。トイレは無いが広い駐車場もあり、駐車場の奥に以前の登山道が通じていた。11時には誰も来ていなかったが下山時には2台増えていた。
MTB野郎がよく来るのか、登山口には派手に二輪車乗入れ禁止の立札があった。ハイカーにとってMTBの走行は気持ちの良いものでない。こういう無粋な看板が不要になる様にして貰いたいものだ。
市原峠からの尾根道は加美町側が結構開けて展望がよいが、神崎町側はヒノキの植林で展望は無し。
標高が上がるにしたがいガスが濃くなってくる。
途中、神崎町側への登山道があったが、薄暗いヒノキ林の中の道であり、絶対に歩きたくない雰囲気である。
僅かな登り下りはあるが穏やかな尾根道は西側、植林、東側、雑木林と笹原で続く。湿度は高いが台風の影響なのか、結構な風が吹き気持ち良い。
40分は掛からず山頂に着く。ガスで何も見えない。今日のコスチュームは短パンにウエストバック、頭にタオルを巻いて登山靴、メチャクチャ格好悪い。
「墓石から幽霊」ではありません。山頂に下山しようとしていたじっちゃんが一人居たので捕まえて話しする。相当なじっちゃんに見えたがまだ61歳らしい。変わった人で山登りを始めて10年になるのに千ヶ峰しか登らないらしい。月に2〜3回は千ヶ峰に登っているらしい。加西市に住んでいるのに高御位山も登ったことがないとか。面白いので話しを聞きながら一緒に下山する。
山頂でヒル談議
三谷から御夫婦が登られてきてヒルが多いとの話しになる。その後で汗だくで登ってきた若者もヒルにやられたらしい。ヒルは靴下の目も通っていくと言う。今日は短パンなので急に足元が気に成り出した。足元をチェックしながらの下山になる。
朝見た時と同じく妙見山にもガスは乗っていない。
標高が低い山は展望が得れている様だ。
登山道にはミヤマママコマが群生していた。
エイリヤンの口の中から出てくるもう一つの小さな頭に似ている”ミヤマママコマ”のピンボケ写真
市原峠に下山すると”またに山”への登山口が目に付いた。じっちゃんは30〜40分で登れると言うので行ってみる事にする。
市原峠の北側にある登山口。小さな道標があった。
登山口から少し登ると”ヤマジノホトトギス”が咲いていた。見掛けたのはこの株だけ。
登山口から一登りすると穏やかな道となる。ここも加美町側が開け、
神崎町側の展望は無い。ススキがなびく季節となったが、今日も蒸し
暑い。
何の変哲もない穏やかな道が続く。
中程まで行くと両側は雑木林となり、この辺りに多い植林でないだけましに思える。
約30分で”またに山”(928m)に着く。予想通りピーク感は無く展望は北側が少し開けているのみ。小汚い山頂標識には932.4mと書かれており地図の標高と違っている。行くほどの山ではないです。
山頂にはシバグリがたわわに実っており秋を感じさせてくれるが、気候的には夏が戻ってきた感じ。
唯一得られる北側の展望からは三国岳とインチキ加美アルプスが見える。
ここから見る加美アルプスは凄い岩峰に見えるが実際に行ってみてがっ
かりした覚えがある。
千ヶ峰はこれまでずーっとガスっていたが一瞬ガスが切れ山頂が見えた。ススキが風に大きくなびいている。下山後、駐車場で昼飯を食っている
と雨が降ってきた。山頂の人はガスが切れたり雨が降ったりで右往左往しているのでは。
関西百名山
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